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第35回 「いいお医者さんネット」ニュースレター 7月17日号 |
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中山久仁子先生 「感染の方法を知って、感染症を予防しましょう」
管理栄養士 金本りつ子先生 「ミネラルのお話」
いつもいいお医者さんネットをご覧いただき、ありがとうございます。
猛暑が続いています。この時期は普段よりもたっぷり水分をとって脱水症状に注意し、自己管理に努めたいものです。
今回のニュースレターでは、金本先生にミネラルのお話をしていただいています。そのミネラルが豊富な備長炭や竹炭を
水道水に一晩つけておくだけで炭のミネラルが溶け出して手作りミネラルウォーターになるそうです。ぜひ試してみてください。
それでは、中山久仁子先生から感染症について、金本りつ子先生からミネラルについてのお話をお届けします。

みなさんこんにちは。雨の合間の晴れの日の日差しが一段と強くなり、
いよいよ夏が近づいてきましたね。
学校でもプールが始まり、海で遊ぶ人の姿も見るようになりました。
今日は感染症について、特に予防についてお話ししたいと思います。
感染症の予防といえば、最近のことで皆さんが思いつかれるのは何でしょうか。
「鳥インフルエンザにならないためにマスクと手洗いをした」という方もいらっしゃるかもしれませんし、「毎年インフルエンザにならないために予防接種をしている」という方もいらっしゃるかもしれません。そうですね、こういった日常生活での予防が、重い病気にならないようにするのにとても大切です。
病原体が私たちに感染する方法は5つあります。
1つ目は空気中に病原体が舞っていて吸いこむ場合、これを空気感染といいます。はしか(麻疹)、水ぼうそう、結核などがこの方法で感染します。空気感染では、病気を持っている人のそばにいることで感染しますので一番いい予防方法はあらかじめ予防接種を打っておくことが大切になります。
2つ目は、くしゃみや咳、会話をしたときに発生する粒子の中に病原体がいてそれを吸いこむことで感染する方法、飛沫感染です。病気の人の2m以内に近づくとその粒子を吸いこんで感染します。インフルエンザ、ジフテリア菌、マイコプラズマ、溶血性連鎖球菌、 インフルエンザ菌や髄膜炎菌による髄膜炎、おたふく(流行性耳下腺炎)、三日はしか(風疹)はこの方法でうつります。このうち、インフルエンザ、ジフテリア、インフルエンザ菌の髄膜炎、おたふく、三日はしかは予防接種がありますので、あらかじめ予防接種をしておきましょう。病気の人のそばに行く時はマスクをしたり、手洗いをしたりして感染を予防することができます。
3つ目は病原体のついているものや病気の人を触って感染する方法、接触感染といいます。この方法で感染する病気はとてもたくさんあります。例えば、冬場子供の下痢が流行しますね。原因はロタウィルスという病原体で、うんちのなかのウィルスが手や周りに付いて、それを他の人が触ることで感染が広がります。インフルエンザは2番目の飛沫感染で感染すると書きましたが、接触感染でも広がります。ドアノブ、パソコンのキーボードなど、普段複数の人が触っているところを触った後は、自分の手に病原体が付いているので、手洗いをしっかりしましょう。
4つ目は、病原体に汚染された食物、水などによって伝播する方法で、一般媒介物感染といいます。代表的なのは食中毒ですね。これは、作り置きして放置していた食べ物に気をつけることで防ぐことができますね。また、夏はプールの水で結膜炎やとびひがうつったりしますので、プールの後は体と目をお水でしっかり洗いましょう。
5つ目、最後は、蚊、ハエ、ネズミなどが媒介する昆虫媒介感染です。蚊に刺されてなる病気で一番有名なのはマラリアですね。日本にはあまりないので心配いりませんが、暑い地方に海外旅行するときは蚊に刺されないように虫よけを使いましょう。そして、ご存知の通りハエやネズミはいろんな病原体を運びますね。日常生活での清潔が大切ですね。
さて、いろいろと感染経路について書きましたが、まとめると以下のようになります。
感染症にならないポイント
1.予防接種はきちんと受けておく
2.外出後、トイレの後、不特定多数の人が触るものを触った後は手洗いをする
3.病気の人に触れたり、そばに行ったりしたあとも手洗いをする
4.夏場は食べ物やお水に特に注意
5.身の回りを清潔に
大人になってから受ける予防接種には、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンがあります。
インフルエンザは毎年タイプが変わりますので、秋から冬にかけて毎年うちます。
肺炎球菌ワクチンは65歳以上の高齢者に推奨されていて、1回の接種で長く効果が持続します。
この冬に再び(新型)インフルエンザが流行する前にインフルエンザワクチンを打っておきましょう。また、インフルエンザで亡くなる方の多くが肺炎で亡くなっていますので、65歳以上の高齢者の方は肺炎球菌ワクチンを打っておいてくださいね。
中山久仁子
(医学博士、有限会社メファ・マネジメント取締役、亀田ファミリークリニック館山医師)
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前回のビタミンの話に引き続き、3大栄養素の代謝に欠かす事のできない5大栄養素の1つ「ミネラル」のお話をいたします。
ミネラルの主な働きは、スムーズな代謝、丈夫な歯・骨の形成、健康な血液を作るなど、身体の機能維持と調整をしています。また、生活習慣病の予防にも重要な役割をしています。
今では、化粧品などの美容分野にまでミネラル成分を含む程、人体に有効な働きをする事がわかってきました。
ミネラルは、ビタミンと同様に体内で作り出す事が出来ず、毎日の食事から摂取しなければなりません。不足すると欠乏症となり、様々な疾病の原因につながります。逆に過剰に取り過ぎると、他の栄養素の吸収を妨げたり、過剰症として体に悪影響を及ぼす事がありますので、一日に必要な目安量を知り、効果的な摂り方を身につけ毎日の健康につなげてください。
◇ミネラルの働き
※今回は、厚生労働省より摂取基準が定められているミネラルのみ記載させていただきました。
◇ミネラルの効率の良い摂り方と注意点
・カルシウムは、ビタミンDと一緒に摂ると吸収が高まります。逆に取り過ぎるとマグネシウムが排出されて
しまいます。
・マグネシウムは、アルコールを大量に飲むと利尿作用によりマグネシウム不足を引き起こします。
マグネシウムは水に溶けやすいので、例えば切り干し大根やひじきを調理する時は、なるべく煮汁まで
いただけるように薄口にしてミネラルを摂取しましょう。
・亜鉛は、ビタミンA・カルシウム・リンと一緒に摂ると亜鉛の働きが高まります。
・鉄は、一度に多量吸収されないので3食の食事でこまめに摂取しましょう。
1〜5%の吸収率の植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」に比べ、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は23〜28%
の吸収率があるので、なるべく肉など動物性の食品から摂取すると効率がよいです。
一緒にタンパク質・ビタミンCと摂取すると鉄の吸収率が上がります。
一方、カフェイン・タンニン・食物繊維と一緒に摂取すると吸収が悪くなりますので、貧血気味の方はコーヒー・
紅茶を控え、代わりにビタミンCたっぷりのフルーツやジュースを摂るとよいでしょう。
・ミネラルウォーターにレモン汁を少量加えると飲みやすく美味しさも増し、ビタミンCの効果でミネラルの吸収も
上がります。生カキにレモンを搾って食べるのは大変効果的な食べ方です。
このような相互作用によってミネラルの吸収や働きが良くなります。
逆にいえば、ビタミン類もその他の栄養素もミネラルがなければ体にとって良い働きをしないということです。
これらのことからもわかるように、毎日の食事の栄養バランスの大切さが病気の予防や改善、健康な体の維持につながっているのです。
管理栄養士 金本りつ子
次回は7月31日に発行予定です。
ご質問などは随時受け付けておりますので、どんなことでもお気軽にご連絡ください。また、患者さんご自身が体験されたことをメッセージとしてサイトから発信してくだされば、さらに多くの患者さんのためになると確信しています。ご投稿お待ち申しあげております。
平成21年7月17日
キュアグレーズ株式会社
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