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第29回 「いいお医者さんネット」ニュースレター 5月22日号

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いいお医者さんネット会員のみなさまへ


中山久仁子先生 「家庭医について」
管理栄養士 金本 りつ子さんのプチコラム 「血液をサラサラにしましょう」



いつもいいお医者さんネットをご覧いただき、ありがとうございます。

  先週、脳神経外科の吉村紳一先生のウェブサイトに手術動画が加わりました。「頸動脈内膜はくり術」「 脳動脈瘤クリッピング」「 脳動脈瘤コイル塞栓術」 の3つをナレーション入りで掲載しています。
また、上部消化管外科の宇山一朗先生のトピックスにも、手術ロボットda vinci紹介動画へのリンクが紹介されています。
お時間あるときに、ぜひご覧ください。
*ただし、手術動画であるためこのような画像で気分が悪くなられる方はご注意ください。

◇吉村紳一先生のウェブサイト
 頸動脈内膜剥離(はくり)術
 http://www.e-oishasan.net/doctors_site/yoshimura/disease02.html#dis02_movie 01

 未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術
 http://www.e-oishasan.net/doctors_site/yoshimura/treat01.html#tre01_movie01

 脳動脈瘤クリッピング術
 http://www.e-oishasan.net/doctors_site/yoshimura/treat02.html#tre02_movie0


◇宇山一朗先生のウェブサイト
 http://www.e-oishasan.net/doctors_site/uyama/topics.html#topics5


それでは、先生方のコラムをお届けします。今回は、中山久仁子先生、金本りつ子先生のコラムです。



「家庭医」について

 みなさんこんにちは。今日は「家庭医」についてお話します。

 一昔前までは、「病気の時はいつも近所の○○先生の所に行く」と、気軽に相談できる「かかりつけ医」を持っていることが一般的でしたが、最近この昔の「かかりつけ医」の役割を担う医師を「家庭医」と呼ぶようになってきました。

 最近は、少し離れていても「大きい病院の方が安心だから」と、大きめの総合病院に受診する患者さんが増えていて、その気持ち、何となくわかるような気がしますが、実はそれは患者さんご自身にとってはあまり嬉しくない選択だったりすることもあること、ご存じですか?

 家庭医の特徴の一つは、まず第一に「あなた」のお医者さんということです。
だから役割もちょっと違います。何か健康に問題があったとき、たとえば風邪をひいた、おなかが痛い、という時にすぐに受診できる身近な存在であることはもちろんですが、特に体に症状がなくて元気な時も生活習慣の相談や健康維持・病気予防の相談なども気軽にできる存在。また、患者さん本人だけでなく、家族や仕事といった患者さんを取り巻く環境も常に念頭において患者さんにアドバイスすることも得意としています。
 さらには、地域に根差しているので、市町村の医療福祉サービスをよく知っていて、患者さんにあったサービスも教えてくれたり、往診をしてくれたりすることもありますね。

 たとえば、家庭医についてお話しするときに、よく使われるホワイトのグラフがあります。
これは1ヶ月間の1000人の住民がどれだけ医療機関を受診するかということを示していて、
調査の結果、1か月間に住民1000人中、750人が何らかの体調の異常を自覚し、
そのうち250人が医師を受診し、
そのうち9人が一般病院に入院し、
そのうち1人が大学病院に入院、するというものです。

 「症状があっても受診しなかった500人の人々」は病院に行かなくてすんだのですが、この中には、病気の前兆を経験したり、同じ症状を繰り返していたりする人がいるでしょう。「家庭医」の範囲は、受診する250人だけを診るのではなく、症状があった750人、さらには地域住民を含め、健康をサポートすることまで含まれています。

 日本人の三大死因「がん、心血管障害(心筋梗塞など)、脳血管障害(脳梗塞など)」の4割が生活習慣が原因で病気になっています。どうぞ、皆さんもちょっとした健康のご相談をしてみてください。それがあなたの健康維持につながること、間違いなしです。

中山久仁子
(医学博士、有限会社メファ・マネジメント取締役、亀田ファミリークリニック館山医師)

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血液をサラサラにしましょう

 血液は体内の細胞に栄養や酸素を運び、炭酸ガス、老廃物を回収して体外に排出する働きを持っています。また、体内に侵入した細菌を殺したり、傷口からの出血を止めたり、健康な体を保つために大変重要な役割をしています。 さらさらした血液、強くて弾力性のある血管は、このような働きがスムーズに行われています。 反対に血液がドロドロで血流が悪くなると、血管内の細胞を傷つけ、血流を妨げる障害(血栓)が生じたり、生命に関わるあらゆる危険な病気を引き起こす事になります。

 また年齢とともに血管が老化し、硬くなって傷つきやすくなります。そのため、コレステロール値が高くなくても動脈硬化などを起こしやすくなります。ただし、動脈硬化や心臓病は老化だけで起こるわけではありません。 誤った生活習慣が原因で起こる高脂血症や糖尿病などのほかの危険因子によっても起こるのです。結果、血管がもろく硬くなってしまい、動脈硬化などの病気を引き起こすことになります。
  サラサラ血液と丈夫な血管を保つために、日常生活の見直しと実行を心がけましょう。

◆血液をサラサラにする食品
<魚>
まぐろ・さば・いわし・さんま・さけなど、特に青背の魚には血栓防止に効果があり、コレステロールを下げ動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・脳梗塞の予防に役立ちます。
<野菜・果物>
にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・アスパラガス・トマト・パセリ・ピーマン・春菊・ナス・セロリ・オクラ・大葉・ごぼう・れんこん・キウイ・みかん・りんご・グレープフルーツ(※1)など、動脈硬化・高血圧に効果的です。
<イオウ・化合物>
玉ねぎ・にんにく・らっきょう・にら・ねぎ類を示します。これらに含まれる有効成分は血液をサラサラにし、血栓を溶かし血液の循環を促進させる働きがあります。またコレステロールを低下させ、ガン予防にも高い効果があります。胃腸には刺激のあるものですから加熱し、食べ過ぎないようにしましょう。
<納豆>
納豆に含まれているナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かす効果があります。血栓は夜間にできやすいので、早朝にかけて起こりやすい心筋梗塞・脳梗塞の予防のために夕食時に食べる事をおすすめします。
<海藻類>
昆布・わかめ・ひじき・のり・もずく・めかぶなどの海藻類には、フコイダンと呼ばれる水溶性の食物繊維が豊富に含まれ、血栓を溶かす働きがあります。また免疫力を高め、ガン予防・コレステロール低下にも効果的ですので積極的に毎日食べましょう。
<豆類>
黒豆・大豆・小豆・きな粉・みそ・とうふ・おからなどの大豆製品には、血液をサラサラにする効果と血圧とコレステロールを下げる働きがあります。
<玄米>
玄米や発芽玄米には内臓を強くし、血流を促進する効果があります。動脈硬化・ガン・コレステロールを抑制するのにも効果的です。
<黒酢・酢>
お酢には血液をサラサラにするほか中性脂肪を燃やし血糖値を下げる効果があります。空腹時をさけて食前に摂りましょう。
<その他>
赤ワイン・梅干し・ヨーグルト・ココア
  ※1:グレープフルーツ(100%ジュースも含む)に含まれる特有の成分が、高脂血症、高血圧・狭心症、睡眠薬など一部の薬の効果を高めすぎてしまう事がありますので注意が必要です。

◆血管を丈夫にしなやかにする食品
<ソバ>
ソバに含まれるルチンという成分が血管を強くします。
<ごま>
有効成分が老化を防止しガンを抑制します。ビタミンB2が細胞の再生に関与し、動脈硬化を予防します。
<ビタミンCを含むもの>
レモンやいちごなどの果物をはじめ緑黄色野菜にも豊富です。ビタミンCは血管の壁を強くします。不足すると血管が切れやすくなります。
<ビタミンEを含むもの>
アーモンド・かぼちゃ・ひまわり油・たらこなどに多く含まれています。ビタミンEは血行を良くし老化を防止します。ガン予防・動脈硬化・高血圧・脳梗塞にも効果があります。不足すると神経障害や赤血球の寿命が短くなります。

◆血液をサラサラにする生活
1.食事はバランスよく腹八分目にし、規則正しく食べ偏食はやめましょう。
2.コレステロールを多く含む食事(レバー・もち・いくら・卵黄・バター・生クリーム・肉の脂身・ラードなど)カロリーの高い揚げもの(天ぷら・トンカツ・コロッケなど)は控えましょう。
3.ウーロン茶やプアール茶など血糖値や中性脂肪に効果的な飲み物を食事の時に一緒に摂りましょう。
4.お酒は適量を心がけましょう。飲み過ぎると利尿作用によって脱水症状がおこり血液がドロドロになります。
5.たばこはやめましょう。
6.適度に体を動かす習慣をつけましょう。体が温まり血行促進につながります。
7.熱いお風呂(42度以上)はやめましょう。血小板が活性化され血糖が増し、血栓もできやすくなります。汗もかくので水分が奪われ血液の粘度が増す原因となります。
8.体温調整に気をつけ、風邪を引かないようにしましょう。体内で炎症が起きると血栓ができやすくなります。
9.睡眠時間は最低6時間以上を目標に!睡眠不足は血液をドロドロにします。
10.常に水分補給を心がけましょう。特に入浴前後・就寝前・起床時・汗をかいた後は必ずミネラルウォーターかスポーツドリンクで補いましょう。

管理栄養士 金本りつ子

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次回は6月5日に発行予定です。
ご質問などは随時受け付けておりますので、どんなことでもお気軽にご連絡ください。また、患者さんご自身が体験されたことをメッセージとしてサイトから発信してくだされば、さらに多くの患者さんのためになると確信しています。ご投稿お待ち申しあげております。

平成21年5月22日
キュアグレーズ株式会社

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