■原因
動脈硬化から狭心症や心筋梗塞を発症することが多いのですが、その動脈硬化にはいくつか危険因子と呼ばれるものがあります。 |
■予防
糖尿病、高血圧、脂質異常症などは、モディファイアブル リスクファクター、つまり我々が収束、治療できる危険因子であるといわれています。 ですから糖尿病、高血圧、脂質異常症に対する治療を行うことによって、心筋梗塞あるいは狭心症の発症を減らすことができます。
■前兆について
重い荷物を持って階段を上っているようなときに胸が苦しくなることがあります。このような症状が一過性でおさまると重篤な病気ではないと思いがちですが、実は狭心症の発症の始まりという場合が多いので注意が必要です。
狭心症は胸が苦しくなることが典型的な症状ですが、それ以外にも非典型的な症状で発症される方が多い病気でもあります。
例えば腕が重くなったり、歯が痛くなったり、首筋が痛むなどが狭心症の症状として出てくる場合もありますので注意が必要です。
心筋梗塞の場合は、狭心症を先に発症して心筋梗塞になる場合もありますが、前触れもなく突然に起きることもあります。例えば急激に胸が痛くなることが突然起こったり、一番ひどい場合には突然死という形で出てくることもあります。
ですから、路上で急に人が苦しんで倒れたりしますと、虚血性心疾患、特に心筋梗塞などを発症している場合がありますので、早急な治療が必要になります。