プロフィール
益田 公彦 先生
DR.KIMIHIKO MASUDA
勤務先・役職
東京病院 肺循環・喀血センター 客員部長
ますだ内科クリニック 院長
専門分野
- 呼吸器一般、胸膜疾患、カテーテル治療
主たる学術認定医・専門医等
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本呼吸器学会専門医・指導医
- がん治療認定医
- 身体障害者福祉法指定医
- 日本結核病学会 結核・抗酸菌症指導医
- 臨床研修指導医
患者さんへのメッセージ
現代は情報に溢れておりネガティブな情報もたくさんありますが、そのような情報に流されず不安なことがあればお気軽に病院へお越しください。当院は喀血の専門外来を開設しております。喀血に悩んでおられる全国の患者さんのお役立てできるよう万全の体制を組んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。
喀血治療を専門としたきっかけ
父が医師で幼い頃から病院という場所が身近だったこともあり、医療の世界を目指すことになりました。1999年に東京病院に就職し、ここで様々な呼吸器の病気を見ていると喀血の患者さんがとても多くいらっしゃることがわかりました。ある時、退院間近だった肺結核の若い患者さんが突然多量の喀血で亡くなられ、喀血をしっかり治療できるシステムを作らなければいけないと思ったのが喀血治療を専門としたきっかけです。それから同僚の川島正裕先生と喀血治療を専門に行なっている大阪の岸和田リハビリテーション病院 喀血・肺循環センターに見学に行き、手振り身振りでやっていたカテーテル治療をレベルアップしていきました。その後、喀血外来部門立ち上げの必要性を痛感し、2010年に喀血専門外来を開設しました。2016年には喀血研究会を立ち上げ、全国の喀血診療を行なっている医師たちと意見交換するよう常に努めるようにしています。
喀血の患者さんとのコミュニケーションで特に気を使っている点
血を吐くという症状は患者さんをとても不安にさせるものですので、まずは患者さんの不安を取り除くよう気を配るようにしています。他の病院から紹介されたり、かなり遠方からもいらっしゃる患者さんもいますので、「どこから来たの?」「よく来たね」と来院されたことを労うようにしています。喀血の患者さんは積極的に治療を受けようと思って来院される方が多いので、最初のコミュニケーションの段階で不安を取り除くことができれば治療に対してとても協力的になっていただけます。
治療前の外来での説明 緊張した表情 → 治療後の外来でのフォロー 良い表情に
※ご本人の許可を取っています
趣味・休日の過ごし方
趣味は音楽です。小さい頃から好きで現在でも休日は音楽と向き合うことが多いです。