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●下肢静脈瘤の検査について
下肢静脈瘤は足の腫れという見た目に症状が現れる病気なので外来ですぐに診察がつきますが、より正確な診察をする方法として超音波検査が最も有効であるとされています。超音波検査でどこの静脈がどの程度逆流しているのか、深い部分の静脈に問題がないかといったことを確認することができます。
●下肢静脈瘤の治療-弾性ストッキングの着用-
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弾性ストッキングを着用することにより、履いている間は症状が緩和されますが、根治的な治療ではありません。ストッキングを脱ぐと元の状態に戻ってしまいます。 |
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●下肢静脈瘤の治療-根治的な抜去術(ストリッピング術)-
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抜去術は正常に機能していない静脈を根本から引き抜く外科的治療法です。静脈の逆流は足のつけ根から起こるので、コブができているのが違う場所でも足のつけ根から治療することになります。そのため足のつけ根に傷がつきます。また、静脈瘤の枝から出血が起こり、太ももに目立つ青あざが1ヶ月程度残る場合もあります。その他にも外科的治療のため入院する必要があったり、切った傷や引き抜いた部分に多少痛みやしびれを感じることがありますが、抜去術は現在ある治療法の中で根治性が一番高く再発が少ない治療法となっています。 |
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●下肢静脈瘤の治療-硬化療法-
硬化療法では膨らんでいる静脈瘤に硬化剤を注入してから静脈瘤を圧迫することで血管を塞ぎます。体への負担は軽くなりますが再発率が高く、また限られた患者さんにしか使用できない治療法です。
●下肢静脈瘤の治療-血管内治療-
血管内治療は比較的新しい方法で注目を集めています。静脈にレーザーやラジオ波のファイバーを通して弁不全を起こした静脈の内側をレーザーで焼いたり、接着剤を注入することでその静脈を塞ぐ治療法で、当院ではラジオ波を採用しています。ストリッピング術と比べ体への負担が軽く、治療時間が短くて済むというメリットがある一方、静脈瘤の太さが10mm以上や高度な瘤の患者さんには手術ができないというデメリットがあります。この治療法に関しては、近年、適応を無視した治療の必要のない方への不適切治療が大きな問題となり、学会から警鐘が鳴らされていますhttps://js-phlebology.jp/?p=1508 。当院では学会の指針を厳格に順守して治療方針を決めています。




