基礎疾患がある患者さんは、まずは基礎疾患を治療する必要があります。例えば、高血圧の患者さんは、血圧を下げる降圧薬、脂質異常症の患者さんは、コレロールを下げる薬をそれぞれ飲む必要があります。また、糖尿病の患者さんの場合は、血糖を下げる薬を飲む、あるいはインスリンを注射するといった適切な治療が必要になります。さらに、どの患者さんも基礎疾患の治療に生活習慣の改善が欠かせません。
元々の作用に加え、多くの基礎疾患の治療薬にはプレイオトロピック・エフェクト(抗動脈硬化作用)があります。よって、基礎疾患を治療する薬は、動脈硬化を治療する薬と言っても過言ではありません。
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