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血管内皮の機能測定

◆血管内皮の機能低下と動脈硬化

高血圧、糖尿病、脂質異常症、さらには加齢、喫煙、肥満、運動不足などを循環器医療では冠危険因子と呼びます。冠危険因子によって血管内皮は障害され、機能が低下してしまいます。また、年齢が一番強い冠危険因子であると考えられています。血管内皮の機能低下は動脈硬化を起こす第1段階です。動脈硬化が進行し、粥腫(じゃくしゅ・血管内部に物質がこびりついたもの)が破綻すると心筋梗塞や脳卒中が発症してしまいます。

◆血管内皮の機能測定方法

循環器治療において血管内皮の機能測定はたいへん重要ですが、血管内皮の機能測定はエコーを使ったFMD検査(血流依存性血管拡張反応検査)など特殊な方法に限られています。  2012年4月から血管内皮機能の診断が保険診療になり、患者さんはご自身の要望で血管内皮機能を測ることが可能になりました。しかし、血管内皮の機能を測定出来る病院は限られているため、事前に病院に確認を取る必要があります。