カテーテル治療

カテーテル治療とは?

 カテーテルとは、直径2mm、長さが1mほどの細長い管のことです。
 カテーテル治療では、この管を手首または足の血管から挿入し、血管内をつたって血管が細くなった部分、血管が詰まっている部分まで届かせます。治療箇所ではさらに細い0.3mmほどのワイヤーを通し、ステントと呼ばれる網状の金属製ネットを血管内側に留置することで、血流を再開させます。この治療法は「ステント治療」と呼ばれ、現在の血行再建術の主流のひとつです。


ステント治療について

 ステントには、薬剤が塗られているステントと、塗られていないステントがあります。
歴史的には薬剤の塗られていないものから始まりました。しかし、ステント治療を行っても、今度は金属表面に動脈硬化が発生してしまい、再び血管が狭くなってしまうという問題がありました。これが「再狭窄」と呼ばれる現象ですが、実に3割程度の患者さんに再狭窄が起きてしまうという難点がありました。
 この現象を防ぐために登場したのが、薬剤を塗ったステントです。このことで、治療後の再狭窄率は1割を切るまでになりました。
 また、ステント治療では、体にとって異物である金属を血管内に留置することになります。そのため、表面には血の塊ができやすくなってしまいます。これは「ステント血栓症」といわれるもので、治療後の一定期間、抗血小板薬を服用することで予防が可能です。