血糖値は測るタイミングにより異なります。空腹時血糖が同じ高さであっても、食後の血糖の上がり具合で血糖値の高さの1日の平均値は異なってきます。ヘモグロビンA1cの検査をすると、採血した時点から遡って2カ月までの平均がどれくらいの血糖だったかを知ることができます。 糖尿病の診療では非常によくおこなわれている検査です。
2012年4月1日からヘモグロビンA1cの基準値が若干変わりました。昨年まではヘモグロビンA1cの値は日本糖尿病学会が定めたJDS値が使われており、正常は5.8%以下でした。 2012年4月1日からは、NGSP値という世界共通で使われている指標に変わり、JDS値よりも0.4%高い6.2%未満が正常ということになります。 これまでの検査値よりも0.4%上がりますので悪くなってしまったと勘違いされるかもしれませんが、正常値自体が変わっていますから決して糖尿病が悪化したということではありません。
◆コントロールの指標と評価
※日本糖尿病対策推進会議「血糖管理の指標に関するリーフレット」をもとに作成
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