糖尿病の原因

糖尿病には様々な原因がある

糖尿病には様々な原因が考えられます。
糖尿病は生活習慣病の一つに含まれていますので、運動しない、食べ過ぎている、ストレスが多いなどの原因で血糖値が上がり発症すると考えられています。 そのために、食欲を制御できず太っている方が糖尿病になるという誤解があるかもしれませんがそれは大きな間違いです。

糖尿病の発症の原因は、人によって様々ですが、遺伝的な体質が原因の大きな割合を占めています。糖尿病になりやすい体質と糖尿病を悪化させる生活習慣の二つが、ある閾値を超えると糖尿病を発症すると考えられます。例えば、両親や、祖父母も糖尿病だったという方は糖尿病の体質を大きく抱えていることになり、 生活習慣に悪い所がないにも関わらず糖尿病を発症することもあります。逆に体質や遺伝などの要因のない方が運動を全然しないで太ってしまっている状態、例えば食事の後横になってテレビを見てポテトチップスを食べるなどの、生活習慣の乱れが原因で、糖尿病になってしまう方もいます。 糖尿病にはこのように様々な原因があります。したがって、太っている方が糖尿病という考え方は必ずしも正しくはありません。



ポテトチップス



糖尿病の遺伝について

一つの要素で遺伝をする病気も多くありますが、糖尿病の場合は様々な遺伝素因があることが分かってきました。単一の遺伝子が要素となって遺伝をする糖尿病の占める割合は非常に僅かで、ほとんどの成人に起こっている糖尿病の遺伝は多因子遺伝と考えられています。