糖尿病になりやすい体質がある方は特に注意が必要となります。体質の有無を知る一番簡単な方法は、ご親族に糖尿病あるいは太り気味の方がいるか否か、ということになります。
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ただし糖尿病は隔世遺伝(遠い祖先の方が糖尿病であった場合に世代を超えて遺伝している)などもありますので、現在ご親族に糖尿病の方がいないからといって安心はできませんが、特に糖尿病になりやすい体質のある方は日常から生活習慣に注意をする必要があります。 近い距離でも車に乗ったり電車に乗ったりしないで歩く、食事の際には腹8分目を必ず励行し、最初に脂質や炭水化物を摂らず、野菜から摂取するよう心がけることにより糖尿病の発症はかなり予防できると思います。
食事のコツ | 糖尿病の食事療法というと、カロリー計算が必要など難しく感じる方も多いと思いますが、必ず3度の食事にご飯やパン、麺類といった炭水化物の主食に、肉や魚といった主菜を入れる、
そしてたっぷりの野菜をしっかりと摂るということ、これを守っていただくことが必要です。特に野菜は大切です。間違えて果物たくさん食べる方がいますが、果物ではなく野菜や海藻類をしっかり摂ることがとても大切です。 |
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運動のコツ | 万歩計をつけて歩くことをお勧めします。今流行りのスマートフォンには機能として付いてる機種も多くあります。万歩計をつけて歩き始めると、歩数が少ない日はこれではいけないという気持ちになるのでできる限り1万歩を超えることを目標にすると良いと思います。 |
昔から3大合併症といわれているものがあります。 |
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これら3大合併症に加え注目されているのは、動脈硬化により発症する心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症(足の血管が詰まって、足の切断に繋がる病気)などです。いずれの合併症も怖い病気です。
糖尿病の3大合併症は命の危険に直結はしませんが生活の質を著しく損なうものです。一方、心筋梗塞や脳梗塞は、突然死に繋がる非常に恐ろしい病気で予防が重要となります。
従って、血糖コントロールは非常に重要だと思います。
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