末梢動脈疾患について

末梢動脈疾患の特徴

末梢動脈疾患は動脈硬化などによって血管が詰まり、足が虚血になる病気です。症状としては

○少し歩くと足が痛む(間欠性跛行)
○じっとしていても足が痛む(安静時疼痛)
○傷が治らない、壊死

などありますが下に行くほど重症度が高く、最悪の場合足を切断しなければならない状態になります。

 

診断されてからの予後の悪さ

 末梢動脈疾患の特徴として知られているのが末梢動脈疾患と診断されてからの予後の悪さです。足という大きな臓器に動脈硬化が起きているということは心臓や脳にも動脈硬化が起きていることが多く、心筋梗塞で命を落とされる患者さんも多く見受けられます。末梢動脈疾患と診断されたら足の動脈硬化だけではなく、動脈硬化は全身で起きているということを意識し全身のコントロールをしなければなりません。