カテーテル治療

カテーテル治療とは

 カテーテルというのは細長い管のことです。カテーテル治療はその直径2mmほどの細長い管を血管の中に入れ、心臓まで持っていき血管の細くなっているところを風船で広げてからステントという金属の網を入れて確実に広げるという治療法になります。


カテーテル治療のメリットとデメリット

 虚血性心疾患の治療においてカテーテル治療の比較対象となるのはバイパス手術となりますがバイパス手術と比較した場合、カテーテル治療には以下のようなメリットとデメリットがあります。

○メリット
 ・治療の傷が小さくて済む
 ・局所麻酔で済む
 ・入院期間が短い

○デメリット
 ・再治療率がバイパス手術より高い
 ・血栓症、再狭窄のリスクがある

ステントという異物を血管に植込むことになるので血栓という血の塊が詰まってしまうリスクや、ステントを植込んで半年ほどでまた血管が細くなってしまう再狭窄というリスクがありますが、近年はそのリスクも随分低くなってきています。

ステント