乳がんのお医者さんを志したのは医学部の5年生のころ。ある乳がん闘病記を読んだ事がきっかけです。日本では女ざかりの30代後半から40代が乳がん年齢と言われますが、世にもっとも輝く女性たちの前に“乳がん”と言う敵が立ちはだかったとき、いかに立ち向かい、そしてその人生をより豊かなものにするかについて、私は同じ女性として無関心ではいられませんでした。