いかにも心筋梗塞らしい病歴の方の場合はまず心電図をとります。典型的な心電図の所見が出ればほぼ診断はつきますので確実に心筋梗塞かどうかということを探していきます。例えば血液を採って心臓の筋肉へダメージがある証拠があるかどうか、胸の写真を撮って心臓に負担が掛かっている箇所がないかどうかということをしていきます。大まかな診断は心電図検査でついてしまうことがほとんどです。
心筋梗塞の場合、カテーテル治療はガイドワイヤーという針金を通して血栓吸引療法という治療法がとられることが多くなっています。血栓を掃除機のように吸い出して除去することで詰まっていた血液が流れるようになります。ただ吸い取っただけでは血の塊が取れただけなのでそこを風船で広げて、ステントという網を入れて再び詰まることのないようにすることが多くなっています。
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![]() バルーンカテーテルを用いた治療の様子 (提供:ボストン・サイエンティフィック ジャパン) |
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