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高血圧について

診察室で測定した血圧が140/90より上がった状態を高血圧と言います。家庭血圧が広く普及していますが、家庭血圧は診察室で測るよりも若干低い血圧で、135/85を超えた時に高血圧と診断します。

高血圧の原因

高血圧の原因には、塩分の摂取過多、緊張してストレスが加わる、肥満などがあります。また、睡眠不足も大きく関連してきます。今の環境因子が大きく影響を与えて、そして血圧を上げているということになります。遺伝的な相因なども影響していると言われていますがやはり、今の生活環境が大きな原因です。 すなわち食生活、運動、そして睡眠状態、この3つの要因で血圧が上がってくることになります。さらには加齢です。年齢を重ねると血圧は上がる傾向にあると言われています。

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高血圧と病気の関係

高血圧を放置してしまうと、様々な病気につながります。一番恐ろしいのは、脳卒中や心筋梗塞、心不全です。ほかには腎臓が悪くなったり、大動脈瘤ができてそれが破裂や大動脈乖離を起こしたりすることもあります。また、末梢の血管が詰まることもあります。脳、心、腎、そして大血管と末梢の血管、これらが障害されるような病気になります。腎不全で透析が必要になることもあります。血圧でわかりやすく示すと、上の血圧がおよそ20上がると脳卒中や心臓など血管系疾患のリスクの発生が約2倍になると言われています。

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自覚症状

よく「頭が痛いのは高血圧のせいではないか」など、いろいろなことが言われますが、基本的には高血圧に自覚症状は一切ありません。血圧とは、血管を垂直に押す圧力のことです。従って、圧力がどれだけ高くても、脳梗塞になったり、心筋梗塞になったり、血管が破れるということがない限り、血管を押す力がどんなに強くても症状というのは出ません。すなわち、それだけ恐ろしいと考えてください。 症状がなく過ごしていても動脈硬化ができ、ある日もの凄い圧が加わって、それが破裂した場合、血液がそこで固まることがあります。それが脳卒中、心筋梗塞の引き金になります。 血圧が高いと次に起こるのは脳卒中、心筋梗塞につながる、これが怖いところです。

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