糖尿病の基礎知識

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖レベルである血糖が高い状態が続いていることです。したがって、非常に多くの理由があって起こる病気であり、1例1例糖尿病になる理由は異なります。


糖尿病の原因

ブドウ糖は全身の細胞のエネルギーとなる非常に重要な物質です。それをコントロールしているのは、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。
インスリンの分泌が少なかったり、分泌されていても肝臓や筋肉、脂肪細胞でインスリンが上手く働かなかったりすると血糖値が上がってきます。このような状態が糖尿病の原因となります。

正常な血管


インスリンは血液中のブドウ糖を身体の細胞に送り込み、脂肪・グリコーゲンなどに変え、エネルギーとして蓄える働きがあります。

糖尿病患者の血管


インスリンの不足や、インスリンがうまく作用しないことにより、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなります。
その結果、血液中のブドウ糖が使えなくなり、血糖値が上昇します。