2型糖尿病について

2つの糖尿病

糖尿病の中にも大きく分けて2つあります。1つは2型糖尿病と呼ばれる、所謂生活習慣病としての糖尿病です。 生活習慣の乱れなどを引き金にして起こる病気と考えられ、誰ももがかかる可能性のある病気です。
もう1つは1型糖尿病です。1型糖尿病は何らかの理由でインスリンを分泌するすい臓の細胞が破壊されてしまうことによって起こるため、1型糖尿病の患者さんはインスリン注射をせずに生きていくことが出来ません。 子供やお年寄りにも1型糖尿病の患者さんはいますが、あまり数が多い病気ではありません。
最近日本では2型糖尿病の患者さんが増え続けています。理由としては肥満の方が増えてきたことがあげられます。肥満になる原因はエネルギーを取り過ぎていることと、体を使わないことです。 そのような生活が身についてしまったために徐々に体重が増え、インスリンの働きが落ちてきて血糖値が上がり、糖尿病になってしまう方が増え続けています。


2型糖尿病と遺伝

2型糖尿病の場合も、糖尿病になりやすい体質が遺伝します。両親や兄弟に糖尿病の患者さんがいる方を詳しく検査すると、糖尿病になりやすい体質だということが分かる場合があります。
しかし、そのような方も、僅かな生活習慣の乱れで糖尿病になりやすいことは事実ですが、体をよく動かすといった正しい生活週間を続けることにより糖尿病にならず健康でいることができます。