私たちの体は常にブドウ糖をエネルギー源として使っています。そして食事からブドウ糖を摂取し、肝臓が常にブドウ糖を放出していますが、インスリンの働きにより、血糖値は正常なレベルに調整されています。
したがって、糖尿病の治療は血糖値の改善を目的に行います。インスリンによる全身でのブドウ糖の処理を正常化させ、結果として血糖値を改善することが糖尿病の治療となります。
糖尿病はインスリンが足りない状態により発症しますが、その中でも、インスリンの分泌が少ない状態と、たとえ分泌されていてもインスリンの働きが肝臓や筋肉や全身の細胞で落ちている状態があります。
日本の糖尿病の患者さんは、インスリンの分泌が低下したためにインスリンが不足し、血糖値が上がっている方が大多数です。そのため、インスリンを注射や飲み薬で補う治療方法が普及しています。
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