現在内服薬での効果のあるインスリン療法はありません。したがって、静脈に点滴で入れる場合もありますが、多くの場合インスリンは皮下に注射をすることになります。
インスリン注射について、多くの患者さんは、注射は大変だというイメージを持っています。しかし、今のインスリン注射針はこれ以上細くできないほどの細い針になっています。
注射器も万年筆のようになっていて携帯でき、どこででも簡便に適切な量を注射することができます。
また、インスリン製剤もとても進歩しました。
1度注射すると24時間に渡って極めて安定して効く製剤もでていますので血糖値が下がりすぎることがありません。
食事の直前に食事内容を見てから必要な量を注射することもできるようになりました。
インスリン注射は決して糖尿病の最後の治療法ではありません。積極的により早く使って血糖値を良くする治療法として普及してきました。
※通常の注射針とインスリン注射の針の比較
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