血糖値、すなわち血液中のブドウ糖レベルが高い病態が糖尿病です。したがって、血糖値を測らないと糖尿病かどうかはわかりません。
糖尿病の方が治療を受けている時にその治療の効果を判定する指標をヘモグロビンA1cと呼んでいます。
これは赤血球の中のヘモグロビンにブドウ糖がその時々で結合したものを測定するものです。
赤血球の寿命は120日ですので、ヘモグロビンA1cは2,3ヶ月前から採血時までの平均の血糖値を%で表します。健康な方ならだいたい5〜6%以下ですが、糖尿病と診断された方は10%になることもあります。
ヘモグロビンA1cと食前、あるいは食後の血糖値、それらを組み合わせて自身の血糖値の1日の動きを推定することが可能です。
血糖自己測定器という機械も普及しています。指先から小さな針で1滴の血液を出して、そこにテープを付けると5秒で血糖値が表示されます。
最近では ヘモグロビンA1cを同様の方法で自宅で測る機械も登場しました。
精密度も厳重に管理されていますので、診療所や病院で測るものと値が違
うこともほとんどありません。
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