プロフィール
中村 紘規 先生
DR.KOHKI NAKAMURA
勤務先・役職
群馬県立心臓血管センター 循環器内科 部長
専門分野
不整脈の非薬物治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術、デバイス治療)、循環器内科全般
学歴
- 2003年 山梨医科大学医学部医学科卒業
- 2010年 千葉大学大学院医学薬学府博士課程終了(千大院医薬博甲第医576号)
略歴
- 2003年 千葉大学医学部附属病院循環器内科(研修医)
- 2006年 千葉大学医学部附属病院 循環器内科医師
- 2008年 群馬県立心臓血管センター 循環器内科シニアレジデント
- 2010年 千葉大学医学部附属病院 循環器内科医員
- 2011年 群馬県立心臓血管センター 循環器内科医長
- 2014年 群馬県立心臓血管センター 循環器内科部長
- 現在に至る
所属学会・資格等
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科認定医
- 日本内科学会認定総合内科専門医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
- 日本不整脈心電学会:植え込み型除細動器研修修了
- 日本不整脈心電学会:ペーシングによる心不全治療研修修了
- 日本不整脈心電学会:エキシマレーザーリードエクストラクション指導医
- 日本心臓病学会:Fellow of the Japanese College of Cardiology (FJCC)
- クライオバルーンアブレーション指導医
- ホットバルーンアブレーション指導医
循環器内科医師を目指した理由
私が医師になったときは卒後研修が義務化される前であったため、大学卒業と同時に専門分野を決める必要がありました。心臓や心電図に関する勉強はどちらかといえば苦手でしたが、医師になって緊急の現場で命に直結することが苦手なままでは困ると思い、循環器内科を選びました。大学病院および大学関連研修施設では狭心症や心筋梗塞、心不全などの治療に携わる機会は多かったのですが、不整脈の治療、特に不整脈の非薬物治療(カテーテルアブレーションやペースメーカ・ICD[埋め込み型除細動器]などのデバイス手術)に接する機会は多くありませんでした。医師3年目のとき、初めてカテーテルを使って心房細動を治療する「カテーテルアブレーション」を見て、不整脈を薬でおさえるだけでなく、原因そのものをなくす治療ができることに大変驚き、それがきっかけで現在は循環器内科の中でも特に不整脈の非薬物治療を専門としています。
医師としてのやりがい
不整脈は、心電図検査などで初めて見つかる無症状のものもありますが、動悸、息切れ、眩暈、失神など症状を伴うことも少なくありません。そのため、特に自覚症状の強い患者さんにとっては、治療がうまくいくと「よくなった」という実感があります。また、そのような言葉を患者さんからいただくことが、「もっとよい治療ができるようにしたい」という私自身の励みになります。
趣味・休日の過ごし方
群馬県内のみならず、県外からも多くの患者さんを御紹介いただき、平日は遅くまでカテーテルアブレーションやデバイス手術を行っていますが、休日は可能な限り家族と過ごす時間を作るよう努めています。 年に数回、大学時代の友人たちと会食するのが楽しみの一つです。異なる専門分野で頑張っている友人たちから良い刺激を受けることができます。