末梢動脈疾患



末梢動脈疾患の危険因子

・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・喫煙

末梢動脈疾患の症状

・しびれ感
・足の冷たさ
・安静時の疼痛
・間歇性跛行(ある程度の距離を歩くと足が痛み、休むと回復する)
・足の潰瘍、壊死

末梢動脈疾患の予防

・定期的な運動
・食生活(日本食中心)
・薬でのコントロール(生活習慣病がある場合)


◆PAD(末梢動脈疾患)は命に関わる病気です。
    症状のあるPADはないものに比べて死亡率は約1.7倍〜1.9倍
    脳血管イベントによる症状のあるものになると約2.4〜2.9倍
    心血管イベントによる症状のあるものは約2倍になります。



末梢動脈疾患の治療

・薬物療法;抗血小板薬
・禁煙
・食生活の改善
・適度な運動

日常生活での注意点

・典型的な日本食中心の食生活にし、間食はしない事
・日常的に歩く習慣をつける

リスクについて

・心血管死、心筋梗塞、脳卒中、アテローム血栓症イベントによる入院が16倍に増加します。
・高齢者の方の場合、症状の有無にかかわらず脳卒中になるリスクが約1.7倍になります。
・同じく高齢者の場合、症状の有無に関わらず心筋梗塞になるリスクが約2倍になります。
※症状がない場合病気の発見が難しいため定期的に血圧脈波装置などで検査する事が大切です。

治療薬について

・抗血小板薬
        アスピリン、プラビックスなどが代表的な薬剤となります。

治療方針

1) 抗血小板薬の投与
2) 運動療法(ウォーキング中心) 3) 食事療法(日本食中心)