ハートリズムセンターは不整脈の治療を専門として開設されました。
当センターは、さまざまな心臓疾患の中でも不整脈の治療に特化した九州で唯一の機関です。なかでも、脈拍が異常に早くなる頻脈性不整脈にカテーテルアブレーション
「心筋焼灼（しょうしゃく）術」という治療を行っています。

当センターでの頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療の経験数が２００９年５月開院以来、２０１０年１０月時点で４００例を超えました。また、２０１０年の実績は、１年間で３０３例でした。

私自身の経験では、頻脈性不整脈に対するアブレーションの経験は通算２,４００例になります。また、徐脈性不整脈に対するペースメーカ植え込み術の経験数も１，０００例を越えております。特に、心房細動に対するカテーテルアブレーションは国内でいち 早く、１９９８年から導入し、現在まで 約１，０００例実施いたしました。 さらに「熊谷式ＢＯＸ隔離術」という独自の術式を考案し、成功率・安全性が向上し、不整脈の完治を目指す診療科として患者さんの治療に取り組んでおります。