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脳の血管の病気-予防について-

病気の予防・治療

脳の血管の病気と言っても病気によって原因は様々です。原因が異なれば予防法や治療方法もそれに応じて異なってきますので自身の状態と病気の特徴とを照らし合わせて予防や治療を行う必要があります。ここでは脳の血管の病気を「血管が詰まる病気」と「血管が破れる病気」との2つに分けて見ていきます。

まず「血管が詰まる病気」である脳梗塞です。脳梗塞にもいくつかの原因があり、その原因によって予防・治療方法が異なります。心臓から血栓が流れてくることによって起こる脳梗塞を防ぐには、心臓の内科の先生と相談して血栓が出来ないようにするお薬を飲むことが必要です。また、脳の血管が病気で詰まる脳梗塞を防ぐには抗血小板剤という血栓を作りにくくするお薬を飲むことが基本的になります。

次に「血管が破れる病気」に分類される脳出血です。脳出血は血圧が高いことが大きな原因となるため、血圧が高い人は普段からお薬を飲んで血圧を下げることが一番基本的な治療となります。また、くも膜下出血は破れる前に脳ドックで発見されるケースが増えてきました。破裂する前の動脈瘤が見つかった場合には場所と大きさを確認して破れるかどうかのリスクを見極め、破れる危険の高い動脈瘤の場合には治療に進むことになります。当院では動脈瘤の治療として頭を切って動脈瘤にクリップをかける方法と、脚の付け根から細いカテーテルを動脈瘤の中まで通して金属のコイルを詰めて破裂を防ぐという2つの方法をとっています。

生活の中で出来る予防

 

現在、脳疾患で最も増えているものが脳梗塞です。脳梗塞は高血圧や高コレステロール、糖尿病といった生活習慣の乱れに起因するものが原因となる傾向にあります。よって、塩分を控えて低カロリーな食生活を心がけ、糖尿病の場合には週に2~3回程度は歩くだけでも良いので運動をするというように生活習慣を改善することが大切です。

一方でくも膜下出血は予防が難しい病気ですが、避けられる危険因子があるならばをそれを避けるに越したことはありません。くも膜下出血の危険因子として「女性であること」、「飲酒」、「喫煙」、「高血圧」などがあります。大量の飲酒を控える、煙草は吸わない、高血圧がある場合には治療するといったことがくも膜下出血の予防につながります。