京都大学教授カールベッカー先生http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/staff/2008/05/post_1.htmlのご講演やコクーンさんのコンサートが行われた1日目から2日目にかけての深夜、台風のようなものすごい低気圧が日本列島を通り抜けました。
交通の大混乱にもかかわらずご参加いただいた皆様の熱気が集まったかのように、2日目も会場は異様な盛り上がりをみせていました。
2日目は、私が午前・午後を通じ、私が司会を務めさせていただきましたが、統合医療の実践を目指している医療者、セラピストさんたちがつぎつぎと壇上に登り、議論がどんどん深められていきました。
ことに、病院での統合医療実践のフロンティアである先生が、ご家族を失った時の悲しみをせつせつと訴えられた時、会場は静まり返りました。
“前世療法だとかいろいろな療法は知っていたけれど、全く役に立たなかった。ただただまた家族に会いたいという思いだけだった。”
医師としてお呼びしたはずの先生が実は患者さんの御家族だったというのも意外でしたが、あまりにも正直に心境を吐露された勇気に感銘を受けるとともに、その悲しみの深さが胸に迫りました。今のターミナルケアの問題点が浮き彫りになったと思います。新しい医療の形への思いがいっそう強まりました。
午後は、医師で僧侶の斉藤先生が、仏教の死生観を講演されましたが、このような死への向き合い方を皆で共有することも大切なことと考えられました。また、2度のがんを乗り越えてこられた高橋さんが、セラピストとして活躍されているということに勇気づけられた方も多かったことでしょう。
医療者、セラピスト、元患者、患者家族が集い、新しい医療の形についての議論を深めるという目的がある程度達成されたのでは、と感じています。
命輝く医療は、生命情報科学シンポジウムの分科会ですが、次回は、この夏、富士のふもとで開かれます。更なる議論の進展を期待したいと思います。
国際生命情報科学会 (ISLIS) のホームページ
URL: http://wwwsoc.nii.ac.jp/islis/sjis/islis.htm
これからの統合医療のあり方を考えるこのシンポジウムは、朝8時からの鈴木秀子先生のご講演ではじまり、夕方のパネルディスカッションまでぎっちりと中身の濃いレクチャー、討論が展開されました。討論のいちばん最後で締めの講評をするというのが私の役割でした。
いったん会場を離れた鈴木秀子先生も最後のディスカッションには再び戻ってきてくださり、一番前で聞いてくださいました。
ディスカッションに参加された方々です。
北海道のヒーリングドクター郷 仁(めぐみ)先生、
医師でありながら僧侶として活躍される齋藤大法先生、
東京で統合医療・シュタイナー医学を実践される
堀耳鼻咽喉科の堀雅明先生、
関西で活躍される小西康弘先生・土井麻理先生、
ナースセラピスト吉江由美子さん。
このメンバーのほかにも、会場には、シータヒーリングの重鎮・串田剛先生、かつてテレビ番組アンビリバボーにも出演され、今回も前世療法についての画期的な科学的分析結果を発表をされた稲垣勝巳先生もいらっしゃいました。
私としては望むべくもないこれ以上ない超豪華メンバーであり、たいへん興奮しました。
鈴木秀子先生が見守られる中、ディスカッションでは熱い熱い討論が展開されました。
この日の活発で建設的な議論を通して感じたこと、それは、私の役目は病院での統合医療を進めることであるということでした。病院で行ってはじめて統合医療の意義をより広く伝えることができるのではないでしょうか。そのための道のりが、話し合いを通じ、はっきりと見えてきたように思います。
ディスカッション終了後、鈴木秀子先生から心からの温かい励ましのエールをいただきました。私にとってはたいへん嬉しいことでした。
今後とも、病院での統合医療の実現を目指しがんばりたいと思います。
2009年1月31日、季節はずれの嵐のなか、800名を越えるお客様のご参加をいただいて、第1回『心を見つめ、いのちを見守る愛ある医療とは』市民公開講座(実行委員長・長堀 優)が、世田谷区民会館で開催されました。
北海道から沖縄までの日本全国は
もとより、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアからもご参加を頂き、実行委員一同の感激
もひとしおでした。
ある医師の生涯を取上げ、心をみつめる医療の大切さを説かれた第1部の鈴木秀子先生の基調講演につづき、第2部では、ご自身の闘病体験から、新しい生き方や考え方に出会うことのできた櫻井秀真さん、岡部明美さんがお話をされました。お二人の詩の朗読も感動的で素晴らしかったと思いますが、同時に演奏されたライアーの音色、曼荼羅スライドの上映も幻想的でたいへん美しいものでした。
3部のパネルディスカッションでは、長堀が、ヒーラー、セラピスト、アーティストを交えた新しい医療のあり方を提唱し、伊東充隆医師が、自らを外界に対し開き、自らをみつめ、自らの治癒力に気づき高めることの必要性を説かれました。堀エリカさんは、医療者が一人の人間として患者さんのそばに寄り添うことの大切さを強調され、再度登場された櫻井さんが、心ある医師によりいかにご自身が癒されたかを語りました。
発表時間が短く、各自お伝えしたいことが不十分になってしまいましたが、ここで補足させていただくなら、新しい医療のあり方を進める上で、今後必要となってくるであろう事は、”様々な能力を持つ医療者施療者が、各自の特性を活かして、お互いに欠けるものを補い協力し合いながら働くこと”だと思います。お互いに足りない能力をあげつらったり していては、統合医療など夢のまた夢、まずは、お互いの能力を認め合うことから始めないといけません。西洋医学寄りの医師と東洋医学寄りの医師との関係も同様です。まずお互いの良さを認め合うことが必要です。私のような者の役割は、自分で施療することではなく両者の橋渡しをすること、病院で多くの施療データを集め分析し、西洋医学者側へ発信することだと考えています。
さて、イベントの報告に戻りましょう。
最後の第4部は、コクーンのコンサートでした。出演者、スタッフ、会場の皆様全員で手をつなぎ、”永遠の絆”を歌い上げたフィナーレの感動を忘れることはできません。みんなの思いが一体となった素晴らしい瞬間でした。あのときの思いがうねりとなって、日本全国、そして世界へと広がって いけば、地球はもっともっとよくなっていくはずです。
我々の今回の仕事はこれで一段落、バトンを参加者お一人おひとりにお渡しいたしました。これからの医療・社会をかえるのは、私たち自身です。ひとりでも多くの方に夢をお伝えしていきたいものです。
”身体は何でも知っているセミナー in 山中湖”(2008.10.4−6、オーベルジュ山中湖にて、水と食の健康クラブ主催)に講師として出席し、西洋医学を尊重しながら統合医学の実現をめざす思いを講演させていただきました。
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