診断のついている方へ:
どんな病気なのかを知ることと、あなたの病気はどんな状態なのかをよく知ってください。
まだ、診断のついていない方へ:
世の中にはいろいろな病気があります。まだ、知られていない病気、わかっていない病気もあります。さらに、からだの病気もこころの病気もあるし、両者が交じった病気(病態)もあります。私たちは、心療内科医として、全人的な視点から、すなわち、身体(からだ)・心理(こころ)・社会(環境)・実存(固有の生きる意味)から患者さんを観て、総合的な診断をしてゆきます。
もちろん、私たちにもわからない病気はたくさんあります。
診断はついているが、それを信じられない方に:
主治医にその旨を話し、紹介状を持って別の医師を訪れ、セカンドオピニオンを伺うことです。正し、がんなどの疾患などの場合、早めの治療が必要です。
そこを忘れないでください。
診断はついている・納得はしているがよい治療法がない場合:
私たちは現代医学を基盤に、東洋医学・心身医学を用いた治療を展開します。「決して・決して・決して諦めないこと」(チャーチル)が大切です。病気の多くは生活習慣病です。自らの生活をコントロールする、セルフコントロールは最も大切です。医療人に依存するだけでは治りません。皆さんの自律性(自己責任による自己決定)を発揮してください。
私たちはそのお手伝いはできます。
患者さんへのお願い:
私たちの心療内科は、内科疾患を持った患者さんをからだとともにこころも診る科です。統合失調症・そううつ病・神経症など精神疾患を診る精神科とは異なります。精神疾患の相談・診療は精神科にお願いしてください。
私たちの心療内科は、精神科ではありませんので。