野崎洋一先生の ウェブサイト



虚血性心疾患

下肢の動脈疾患

末梢動脈疾患の再発予防

PADの患者様の5年後の生存率は60%と言われるほどに低下しています。具体的には、脳梗塞や心筋梗塞になって命を失う方が非常に多い病気です。PADの患者様は脳梗塞、心筋梗塞をいかに予防するか、といったことがとても重要になってきます。そのためには、この背景となるアテローム性動脈硬化症の危険因子である、血圧のコントロール、脂質のコントロール、糖尿病のコントロール、そして禁煙をする、しっかり歩く、こういったことを行い、かつ動脈硬化に有効なお薬をしっかり使っていくことが大切であると考えています。そのうえで、足の症状が強くて日常生活に支障がある場合にはカテーテル治療を使って患者様の生活の質を向上させることが必要と考えています。