検査としてまずは、患者様の足の血管の脈がふれるかどうかを確認します。その後、ABI(Ankle Brechial Pressure Indexの略で日本語では「足関節上腕血圧比」)という装置で両腕と両足の血圧を同時に測定して、足の血圧が手の血圧に対して低くなっているかどうかを調べます。
その後、疑いがあれば超音波等を使って血管の詰まりを診断します。最近では、CT検査、MRI検査(磁石の力で撮る断層写真)なども有効な場合があります。
ABIによるPADの鑑別診断・重症度判定
アメリカ心臓協会(AHA)が定めている基準値は0.9〜1.3となっており、値が0.9以下で足の動脈が細くなっている可能性があり、特に0.5以下では高度閉塞の状態が考えられます。さらに、値が1.3以上では血管が石灰化して硬くなっていることが予測できます。


