私が専門としている糖尿病は、血糖値の異常をもとに診断をおこなう病気です。
しかし、「糖尿病=高血糖」ではありません。血糖値が高いということは、糖尿病という病気の結果としてもたらされる代謝異常のひとつです。血糖値は糖尿病の大切な治療指標ではありますが、糖尿病は様々な病態が複雑に絡み合って起こす病気ですので、血糖値を下げることのみで治療が完結するわけではありません。
糖尿病という病気は定期的な検査、診察、治療を受けていれば、あまり悪くならないと考えてよいと思います。すなわち、中断しないということが何よりも重要ということになります。しかし、
糖尿病だからこうしなくてはいけない、これをしてはいけないということではなく、ひと月或は一週間といった単位でコントロールができていればよく、きめ細かな注意をしながら最後は大雑把な部分もあってよいと思います。どのように病気と向き合っていくかということを患者さんご本人とご家族が考えていくことが理想です。もし、そこに医師や療養指導士、糖尿病指導士が関わることができるのであれば、積極的に関わらせていただきたいと思っています。
私がなぜ糖尿病を専門とするようになったか、
糖尿病にかける思いについてなどお話しています。
ぜひご覧ください。
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