胃がん手術をうけられた患者さんへ:術後の外来での診察・検査

転移・再発

転移

転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って他の臓器に移動し、そこで増殖した状態をさします。治療開始前に他の臓器やリンパ節に診断される場合と、手術で全て切除できた様に見えても、その時点ですでに検査で検出できない程度の癌細胞が他の臓器に移動している可能性があり手術から時間がたってから診断される場合とがあります。

再発

手術や抗がん剤の効果により、様々な検査でもがんが診断されなくなった後に、時間をおいて再びがんの病巣が診断されることを指します。


胃がん手術後の外来での検査

目的

転移・再発の早期発見と治療
胃切除術後の様々な症状(胃切除後症状)の治療

検査項目

血液検査・腫瘍マーカー・胸部CT・腹部CT・超音波検査・内視鏡検査


胃がんのステージ(病期)

がんの進行度はステージとして表され、がんの深さ、リンパ節転移の程度、他臓器への転移の有無によって6段階に分かれています。各ステージによって検診の頻度や再発予防のための治療が異ります。


外来での検査の目安

転移・再発の可能性が低い病期鵯の方では、検査は6ヶ月ごとに行います。病期鵺・鶚の方では、3ヶ月毎に血液検査・CTなどの検査を行います。また、病期鶤の方は、術後の状態にあわせて適宜検査を行っていきます。外来通院の目安は約5年間です。

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