胃がん手術をうけられた患者さんへ:術後補助化学療法

 

術後補助化学療法とは胃切除後に残っている可能性のある癌細胞の増大による再発を抑制する目的で手術後に行われる抗癌化学療法をさします。胃癌手術時に切除した胃とリンパ節をくわしく調べることで、最終的な進行度が決定し、この進行度が鵺,鶚と診断された場合に適応となります。
この場合にはTS-1という飲み薬の抗癌剤を1年間(4週間内服2週間休薬を繰り返す)内服することで、再発を減らすことができるとされています。ただし、年齢や術後の栄養状態、肝臓や腎臓の機能にも左右されますが、内服可能な状態にある方にはお勧めしています。