食道がんの手術:手術に伴う合併症と後遺症

手術に伴う合併症と後遺症

 合併症とは、手術に伴い比較的早い時期に発症する、患者さんにとって不利益な病状のことをいいます。我が国の食道がん手術の技術には定評があり、医学の進歩とともに合併症の頻度は低下してきました。しかし、現在でも外科手術のなかでも最も合併症の多い手術です。後遺症とは、手術から回復した後に、比較的長い期間にわたってこうむる可能性のある病状で、傷あと、食道の機能の喪失、手術創に伴う癒着など、避けられないものもあり、上手につきあっていくことが大事です。合併症のみられる割合は約30%程度で、以下にその詳細を示します。
 合併症を起こすと、入院期間が長引くだけでなく、安静や絶食が必要になることや、ひとつの合併症からその他の合併症が引き起こされることもあります。致命的となることや、合併症が原因となり再手術が必要となることもあるため、合併症を起こさないよう細心の注意をしていますが、発生を完全に防ぐことは困難です。患者さんによっては、すでに合併症を起こしやすい状態にある(高齢、糖尿病・慢性肺疾患・血栓症・肥満などの併存)方もいらっしゃいますので、手術前の評価で合併症発生の危険性が高いと判断した場合は手術を中止したり、それらが改善するまで手術を延期する場合があります。特に、喫煙中の方は、手術前に一定期間禁煙していただく必要があります。また、何らかの薬剤(特に抗血液凝固剤など)の投与を受けている方は、薬剤を中止したり、他の薬剤に変更する場合がありますので、必ず申告してください。

1)手術に直接関連する一般的障害

1.皮膚切開創の痛み、呼吸苦、喀痰の排出障害
 手術により皮膚切開創の痛みが起こります。背中から入れた麻酔用のチューブから鎮痛薬を入れて痛みを和らげますが、効果のない場合には異なった方法に切替えることもあります。約5−7日間で痛みは和らいでいきます。胸を開く手術をしますので、呼吸がしづらい感じがしたり、あるいは痰が出しにくくなったりしがちです。術後の数日間は痰が増えます。これに対する対策として、術前にはなるべく長い期間禁煙をすることと、手術前より呼吸訓練や痰の出し方の練習を行います。どうしても自分で痰を出せない場合、気管支鏡と言う細い内視鏡で直接気管にカメラを入れ、痰を吸い出すことや、頚から気管内に痰を吸引するための細い管を入れる処置をすることもあります。これらによっても対処できないときは、気管切開と言って、のどのところを少し切ってチューブを入れる処置をすることもあります。

2.ベッド上安静、経口摂取の禁止
 手術により、平均して4〜5日間、胸につながれた管や酸素マスクのためベッド上ベッドの上で過ごすことになります。絶対安静ではありませんので、寝返りを打ったりベッドの上に起き上ったりすることは構いませんが、体につながれた管類が多いので注意が必要です。いったんベッド上安静から歩行許可がでましたら、積極的に体を動かすことが大切となります。また患者さんは消化管の吻合部が確実に治癒していることが確認されるまで(通常7日間)口から水も食べ物も取っていただきません。ただしご自分のつばを飲み込むことなどは構いませんのでご安心ください。

3.全身麻酔、抗生物質などの薬剤投与によるアレルギーや肝障害、腎障害
 麻酔剤や抗生物質などの薬剤によるアレルギーや、肝障害、腎障害を引き起こすことがあります。このため入院時にアレルギーの既往がないか担当医にお話しください。また手術前に肝臓や腎臓の機能検査を行いますが、薬剤性の障害の場合予測は困難です。


2)術中術後合併症
 食道がんの手術は外科手術の中でも最も大きいもののひとつで、患者さんの体に与える影響も小さいものではありません。従って様々な術中術後の問題(合併症)が生じる可能性があります。術中術後管理が発達した現在においてもこれら合併症を100%防ぐことはできません。

1.術中急性循環不全:手術操作中に出血やその他の原因で血圧が大きく低下することです。この状態が遷延し進行すれば命にかかわります。通常、術操作を中断し、輸液、昇圧剤、輸血などで対処して落ち着けば手術を続行します。循環器科の医師の協力を得る場合もあります。非常にまれですが、改善が不良な場合は途中で手術を中止することもあります。

2.術後出血:手術後当日から翌日にかけ、いったん止血された部位から出血を来すことがあります。輸血を行いながら様子を見ますが、出血の多いとき、なかなか自然には止まりそうにないときは再度手術室にて創を開いて止血術を行います。

3.反回神経麻痺(16-17%):食道がん手術の場合、反回神経と呼ばれる左右1対の細い神経沿いのリンパ節に転移を起こしやすいためこの部分の郭清が重要となりますが、この神経は細く非常に弱いために、手術操作によりこの神経が障害を受け麻痺することがあります。これを反回神経麻痺といいます。時には神経に直接食い込んだ転移リンパ節などのがんをきれいに取り除くために、意図的に反回神経を切断(合併切除)する場合もあります。反回神経の麻痺が起こると普通声がかすれます。また誤嚥(むせ)をおこしやすくなり、肺炎の原因となることもあります。通常3〜6ヶ月ほどで回復しますが、誤嚥を繰り返す人では耳鼻科的に小さな声帯の手術が必要となることもあります。反回神経麻痺は右側より左側に起こることが多く、通常は起こるとしても左側片側の麻痺ですが、ごくまれに両側反回神経麻痺が生ずる場合があります。この場合は安全のため、気管切開を行います。両側反回神経麻痺が生ずると、通常じっくりと時間をかけた機能訓練が必要になります。

4.気道虚血・咳嗽反射の低下・無気肺:食道がんの手術では気管、気管支周囲のリンパ節をきれいに取り去ることが非常に大切なポイントのひとつで、上述の反回神経周囲のリンパ節もこの領域に含まれています。この手術操作のために、程度の差はあれすべての方に気管や気管支の血流の低下、咳の反射の低下などが起こります。虚血のために気管粘膜はむくみ、痰の増加も手伝って肺の一部に空気が行き渡らず、肺がつぶれてしまう「無気肺」が、ごく軽度のものを含めるとほぼ全例に起こります。
充分に深呼吸をすること
しっかりと咳をして痰を出すこと
いつも同じ姿勢でじっとしていないこと(長時間下敷になった肺は自らの重さでつぶれてしまいます)
などが重要で、術前術後の呼吸訓練や理学療法と呼ばれるものは、このために行われます。術後は看護師や受持ち医が頻回に無気肺予防のための処置を行い、指導をしますが、深呼吸や咳は本人しかできません。既に述べたように、どうしても自分で痰を出せない場合、気管支鏡と言う細い内視鏡で直接気管にカメラを入れ、痰を吸い出すこともできますが、自力で痰を出せればその方が気道に外から器械を持ち込まないだけ気道を汚さずに済みます。

5.術後肺炎(10%弱):手術後は患者さんの体は抵抗力が弱まり、また痰を出す力も弱くなるため、上述の無気肺や誤嚥などをきっかけに肺炎が起こることがあります。軽症の場合は抗生物質で治癒しますが、重症の場合は人工呼吸管理や気管切開(後述)を行うこともあります。手術後の直接死亡原因の第一位であり非常に注意すべき合併症です。そのため患者さんは手術前より呼吸機能の訓練をし、肺をきれいにし、禁煙をする事が重要です。



6.術後肺水腫・急性肺障害:非常に大きな手術の場合や、患者さんの心臓や肺の機能が弱いときに、手術後に肺の中に水がたまることがあり、この状態を肺水腫といいます。急性肺障害(ALI)、更に重症な場合に成人呼吸促迫症候群(ARDS)と言われる病態は肺水腫に似ていますが、手術という大きなストレスに対して体の側が行う複雑な反応の結果引き起こされる重症の呼吸障害です。現在ではその発症のメカニズムが大分と解っていますからいろいろな予防の手段を取ることで頻度は減少していますが、起こりうる合併症です。

7.肺動脈塞栓症:手術中や術後に下肢の静脈に血栓ができ、それが血管内を流れて肺動脈につまり、急性呼吸不全や心不全を引き起こすことがあります。発症した場合は血液を溶かす薬を使いますが、それが原因となり、出血を来すこともあります。当科ではこの重篤な合併症の予防のために、食道がんの手術だけでなくすべての全身麻酔手術において、手術中から術後一定期間、予防処置を行っています。しかしながら、完全に予防はできないのが現状です。

8.術後人工呼吸管理・気管切開:食道がん手術では手術中に右肺を押さえ込んで手術をするため、術後に肺が酸素を血液中に取り入れる機能が低下します。この肺の機能低下がある程度を超えると、マスクで酸素を吸っていただいたりしても酸素が不十分になってしまいます。また稀には、二酸化炭素を血液中から排出する機能(換気)が不十分になる場合もあります。
 この様に患者さん自身の呼吸に任せていては不充分、と言う状況になった場合、鼻や口から気管の中に管を入れ、その管を通して充分な酸素を圧力をかけて送り、器械で人工呼吸を行うことがあります。意識があるままでは辛いですので、一時期薬で眠っていただきます。通常1週間〜2週間で再び自分の力で充分な呼吸ができるようになりますが、10日以上の長期に及ぶ場合、のどに小さな切開を置きそこから気管に穴を開けてここから呼吸できるようにすることもあります(これを気管切開といいます)。

9.乳糜胸:腹部で下半身や腸管から集められたリンパ液(もともと血管から漏れ出た液体成分)は上腹部で集められ、からだの中で最も太いリンパ管となって胸の中の食道のすぐそばを上行し、通常左頸部で静脈に戻されます。このリンパ管を胸管といいます。通常では食道がんの手術ではリンパ節郭清の操作のためにこの胸管を切除しています。切除する場合には胸部の一番下でしっかりと胸管を結紮して切り離すのですが、リンパ管は非常にもろいので、後になってこの結紮部分から漏れが生ずることがあります。またリンパ管の走行には個人差が大きいので、通常はないまれな経路のリンパ管が術中に認識しきれず、結紮されずに残る場合もあります。この様な場合、術後に胸水が大量に流出します。これを乳糜胸と言います(乳糜とは腸管から吸収された脂肪球を含んで白く濁ったリンパ液のことです)。胸管を温存する術式でも何らかの理由で残した胸管の途中に狭窄や閉塞があると乳糜胸になり得ます。小規模なものは胸膜癒着術と言った保存的な方法で治せますが、大規模なものは再手術で漏れを止める必要があります。

10.吻合部縫合不全(16〜17%):手術では食道を切除した後で持ち上げた臓器(通常は胃)と残った食道をつなぎます(これを吻合といいます)。通常術後8日目に造影検査をして、きれいにつながっていることを確認した後に食事が始まりますが、吻合の一部につながりの不完全な部分ができることがあります。これを縫合不全といいます。通常では1〜2週間の食事中止で直りますが、栄養状態が悪い人や糖尿病の人、肝臓の悪い人、術前放射線療法を行なった部分での吻合などではもっと長期間を要する場合もあります。縫合不全の規模が大きい人では、その部分から唾液などが漏れ出て胸の中にたまり、炎症を引き起こすことがあります。皮膚の創を通して身体の外に唾液が出てくることもあります。吻合のやり直しを行わなければならないような縫合不全もあり、その際には食道を頸部のきずから外に出し(頸部食道外瘻)、全身状態が改善してから別の臓器で再建を行います。



11.急性循環不全・不整脈:食道がんの手術は患者さんの体に大きな影響を与えます。出血や心臓への負担、感染などの原因で血圧の過度の低下(ショック状態)が起こることがあります。これを術後急性循環不全といいます。輸血、輸液、昇圧剤などで対応しながら原因を特定し、その原因を取り除く治療をします。術後経過の中で様々な不整脈が見られることは稀ではありません。不整脈は多くは一時的なもので、注意深い観察と適切な対処を行っていれば徐々に回復します。不整脈自体が循環不全の原因となるような状況では、循環器科医の協力のもと、不整脈に対する更に徹底した治療を行います。

12.多剤耐性菌による感染:術後感染の原因が、通常使用する抗生物質の効きにくい菌(多剤耐性菌)によることがあります。代表的なものにMRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌感染症)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌感染症)があります。現在ではこれらの菌は病院の中だけにいるものではありませんが、病院という環境がこれらの菌に好都合であることは否めません。一般の人にとっては菌がいても病原性はないことが多いのですが、術後の体力の低下した人などに感染しますと、重篤化することがあります。少数ながら有効な抗生物質は存在しますが、何よりもこの様な菌が感染しないよう注意することが大切です。また、感染を起こした患者さんには申し訳ありませんが隔離など、予防策を講じさせて戴きます。この様な感染を完全に0にすることはできませんが、常に減少のための努力をしています。

13.術後せん妄:別名ICU症候群ともいわれ、術後2〜3日目に不眠などから始まり、独語、多弁、不穏症状や、幻覚などを呈することがあります。高齢者、大きな手術を受けた患者さん、いわゆるがんばりや、アルコールを常用していたかたなどでは発症しやすいといわれています。術前より十分な説明、看護、術後も頻回の家族の面会や、看護により発症をある程度予防できます。またいったん発症しても全身状態が改善すれば自然に回復するのが普通です。回復の遅い患者さんの場合、この分野の専門家である精神科の先生と相談をしながら治療にあたります。患者さんの側としては、術後に「痛い」「苦しい」「暑い」「眠れない」などを我慢せずにおっしゃっていただき、なるべくストレスをためないようにして戴きたいと思います。

14.手術死亡率:手術後1ヶ月以内に患者さんが何らかの原因で亡くなられることがあります。これを手術直接死亡といいます。日本では2〜10%といわれています。術後1ヶ月と限定せずに、術後一度もお元気で退院することのなかった死亡退院を在院死と言います。食道がん手術の場合、在院死には術後回復期に余病を起こしたり、退院前にがんが再発進行したりと言う方も多く含まれていますが、(手術直接死亡も含めた)在院死率はおよそ3%となっています。手術死亡の多くは様々な特殊事情が関連しているものなので、この数字がそのままあなたに当てはまるわけではありませんが、手術がある程度の命の危険を伴った治療行為であることはご理解いただきたいと思います。


3)術後の生活上の問題点
食道がんの手術後は大きく3つの問題点があります。

1つは食道を切除し、胃を代用食道にすることによる障害です。胃が小さくなり、食物の通過が早くなるため、手術後6〜12ヶ月は手術前の50〜70%しか摂取できなくなる、食事時間が長くなる、術後ダンピング症候群に悩まされる、などの症状がでます。従って、食事をゆっくり少量ずつ、必要なら回数を分けて食べる、などの工夫が必要となります。また体重は平均して5〜10kgほど減少し、はじめは元気になってもなかなか体重が増えない日々が続くことが普通です。

2つ目は、食道と胃の境界にある逆流防止機構(噴門)が手術でなくなってしまうことによる逆流症状です。更に胃の出口の逆流防止機構(幽門)も機能的に低下します。術後は胸部に持上げた胃の中から喉に向かって食べた食物や胃液、時には胆汁が逆流しやすいのです。立った姿勢で問題が生じることは稀ですが、横になると逆流が起こりやすくなります。食事を食べた後すぐに横にならない、夜間睡眠時には上半身を高くして休むなどの対応が必要です。

3つ目は、呼吸循環器系への負担です。胸骨の後ろに代用食道を通した場合、術後に不整脈がでたり、ごくまれに心不全症状がでたりすることがあります。手術前に放射線治療を受けたり、抗がん剤を使ったりした人でも心不全症状がでることが稀にあります。また開胸手術ですので、患者さんは手術後肺活量が3割ほど減少するといわれていますので、術後に思うように運動できないこともあります。焦らずにゆっくりリハビリに務めていただきたいと思います。
 また、食道がんの手術後は空咳が良く出るようになります。咳の多くは飲み込みが一時的にでも上手く出来なくなることにより食べ物が気管に入ることによって起こるのですが、これとは全く無関係に会話をしている時やなにもしていなくても空咳が良く出ます。この空咳の原因ははっきりしていませんが、ほとんどの方は約術後半年程度で治まってきます。


4)予測できない合併症
 以上の他にも、がんの状態や患者さんのお体の個人差、全身状態、併存疾患、既知の合併症などが関連して、予測できない合併症が起きたり、致命的となることがあります。
 また、高齢、肝障害、腎障害、糖尿病、心機能低下、呼吸機能低下、肥満、栄養状態不良、喫煙などが上述の合併症のリスクになるといわれています。入院後患者さんは全身状態を細かくチェックし、多方面にわたってリスクがないかどうか検討し、リスクがあると判断された人では、リスクの大きさに応じて手術の規模を縮小します。あるいは手術治療ではなく化学療法、放射線治療などを選択することもあります。


肺塞栓症とその予防について

 肺塞栓症は近年長時間の飛行のあとで起きる病態(エコノミークラス症候群)として注目されましたが、下腿の静脈にできた血の塊深部静脈血栓症、脂肪や腫瘍が肺動脈急激に閉塞して起きる極めて死亡率が高い病気で、手術合併症として我が国でも増加傾向にあります。肺塞栓症を発症する頻度は、0.5%程度です。長時間のがんの手術、血管造影検査や長時間座っている時は、下肢静脈の血流が緩慢になり、血液の粘度が高く固まりやすく血栓が出来やすくなります。また、術前から抗凝固剤を服用されている方は、手術中の止血が困難になりますので、服用を中止していただきますが、中止により血栓症の発生リスクが高くなると判断される場合は、手術数日前から術後経口摂取が可能になるまでの間、他の抗凝固剤を注射することがあります。最も簡単な予防法は下肢の運動やマッサージで、ベッド上で足を動かしたり、早期離床が重要で、リスクに応じて積極的な予防策が勧められています。予防法の第1段階は弾性ストッキングの着用で、第2段階は加えて手術中から術後にかけて下肢をポンプで加圧マッサージ、第3段階では血液を固まりにくくする薬を使いますが、これは出血のリスクは多少高めます。これらの予防処置は原則として手術後初めての歩行まで行いますが、その後も臥床時間の長い間は弾性ストッキングの着用が勧められます。


病理組織の取り扱いについて

 手術によって切除された臓器や組織は、病理学的な診断をつけるため、病理部に提出されます。病理診断は、がんの進行度や病気の状態を正確に把握するために不可欠で、治療方針の決定にも役立ちます。検査後の余った組織は通常処分、廃棄されますが、診断や検査のために作成されたパラフィンブロックや顕微鏡標本は当院の病理部に保管されます。それらは後日、診断を再確認・再検討する際に役立つほか、教育・研究などの診療目的以外の理由で使用させていただくことがありますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


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