骨髄異形成症候群の検査と治療

骨髄異形成症候群の検査と診断

 骨髄の病気ですから、白血病の診断と同じように骨髄検査をして、骨髄液の中にある細胞の造りが悪くなっているかどうかを実際に目で見て診断をします。 また、この症候群の中には特定の染色体もしくは遺伝子の異常があるグループがあることがわかってきていますので、そういったものがないかという事の確認もして診断をします。


骨髄異形成症候群の治療について

 治療については高齢者になりますと、強い治療、強い化学療法といった治療は勧められないので、不応性の貧血、貧血が強い方の場合には、輸血をおこなうことが治療の根本となります。 正常に近い値まで赤血球を補う事で症状が緩和しますから輸血の副作用がない限りは輸血を続けることが一番行われている治療法です。 また最近はDNAのメチル化を逆手にとり、メチル化をはずしてしまう脱メチル化の薬が市販されています。この薬は何回か投与する事により貧血や血小板が少なくなる症状が改善されることがわかり、 輸血が必要な、不応性貧血もしくは骨髄異形性症候群の患者さんは脱メチル化の薬剤を使うのが現在の標準的な治療法になってきています。


治療中の入院生活について

 

 治療中の入院生活については「白血病の検査と治療」ページをご参照ください。


抗がん剤の副作用について

 

 抗がん剤の副作用については「白血病の検査と治療」ページをご参照ください。