患者さんに寄り添って


患者さん一人ひとりをスタッフ全員で考えます。


 リウマチといっても、患者さん一人ひとりが異なります。症状、年齢、患者さんの家族構成、生活様式など、それぞれの患者さんに固有の背景があるはずであり、治療はその全てを理解した上で組み立てていかなければなりません。

 我々は、そういった患者さん一人ひとりの事情をしっかりと理解したいと思っており、そのためには、患者さんが思ったことを全部言える環境を作ってあげることが必要だと考えています。例えば怒る先生が相手だと患者さんは怒られたくないのでその場しのぎのことしか話してくれなくなってしまうかもしれません。
 また、医師の観点だけで患者さんを理解しようとはせず、看護師の観点、理学療法士の観点からも、患者さんを診るようにし、我々スタッフ全員がチームの一員として、一人ひとりの患者さんを様々な角度から理解しようと日々努力をしております。それが出来なければ、本当の意味で、個々の患者さんに合った治療方針を立てることは出来ません。
 そして最後に、何よりも重要なのが、患者さんご自身の意見です。なぜなら、治療を受けるのは患者さんであり、治療の成果を判断するのも、最終的には患者さんだからです。患者さんには我々と一緒に治療に参画をしてもらいたく、患者さんには常に忌憚のない本音を言ってもらえるようお願いをしております。
 医師、看護師、理学療法士、そして患者さんの意見を全て統合して、個々の患者さんに合った最適な治療を決定する、それが当院の治療方針であり、それがきちんと行えるよう、我々は日々努力をしております。