関節リウマチの検査について

　関節リウマチは関節の痛みや炎症など、初期症状が他の病気の症状としてもあらわれやすいものなので発病初期に症状だけで診断することは難しい病気です。まずは関節がただ痛むだけなのか、それとも関節炎からくる痛みなのかをしっかりと専門医に診てもらうことが大切です。その後、血液検査やX線検査（レントゲン）、超音波検査、MRI、関節液の検査、関節組織の検査で関節の状態をみることによって、診断や症状・治療効果の判定などを行なっていきます。

血液検査

血液検査

　血液検査では免疫の状態をみながら、関節リウマチの可能性を調べるとともに、ほかの病気との鑑別を行います。リウマチ因子だけでは判別できないことが多いため、抗CCP抗体、抗ガラクトース欠損IgG抗体、MMP-3などを測定します。

画像検査

　画像検査にはレントゲン検査、MRI検査、超音波検査などがあり、これらの検査により関節破壊がどのような状態であるのかなどを確認することができます。