関節リウマチのトータルケア

関節リウマチのトータルケアについて

4つの治療からなるトータルケアをリウマチに対する究極の治療方針と考えています。

トータルケアにはまず、一番大切な「基礎療法」として最初に自分で行うことのできるメンタルトレーニングがあります。その次が「薬物療法」で、これは滑膜炎を押さえ込む事が主体となります。 3番目は、関節等々を治療するための「外科的療法」です。 そして最後に、外来で通院できるレベルの「リハビリテーション」があります。

           

ツチダクリニックでのトータルケアについて

ツチダクリニックでは理学療法士や作業療法士などの9名のスタッフでトータルケアを行っています。
「運動療法」では体重を軽くして行う連環システムや空気圧を使っての治療を行います。また「作業療法」では手芸、ビーズ細工、陶芸などカルチャースクール的な要素をもたせることで、患者さんにリハビリテーションの重要性を認識させて、変形の予防に取り組むことを方針としています。「外科的療法」は休診日の水曜日に東邦大学大森にて手術を行っています。
このような体制でトータルケアを行っていますが、病気が完全に良くなるというわけではありません。リウマチは完治することが難しい病気なので、患者さん個人にとって良い状態にすることが目標になります。しかし患者さん個々人によって良い状態と考えるレベルが違います。ある患者さんにとってはこのレベルで良い状態でも、違う方はより上のレベルまで治療したいという方もいると思います。よって患者さんに合った治療目標を立て、それに向けて治療を行うということを方針として掲げています。


リウマチ治療の目標

臨床的寛解など様々な用語があるようにリウマチは病気の寛解範囲の設定が難しい病気です。
そこで長年の経験から、最も大切なことは全身の関節から腫れているところをなくすことだと捉えています。よって自分の腫れている関節の状態とその腫れの増減が非常に重要になります。