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虚血性心疾患

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虚血性心疾患の治療

狭心症


狭心症について

ムービー編

狭心症は、心臓の病気です。

心臓は筋肉でできており、筋肉が伸びたり縮んだりすることによって血液を全身に送り出すポンプとして働いています。主役はこの筋肉です。主役である筋肉は表面を走っている特別な血管から血液をもらって生きています。いわば命綱ということになります。この命綱の血管を、冠の動脈と書いて「冠動脈」といいます。冠動脈は、右と左に1本ずつあります。右は基本的に1本で下まで降りていきますが、左は出てすぐに前と後ろ2本に分かれますので、出口は二箇所、全部で3本の血管から心臓の筋肉に血液を送っています。冠動脈は正常年を重ねていくと動脈硬化を起こす方がいます。動脈硬化とは、コレステロールなどの垢が血管の壁に溜まってくる状態をいいます。これがある一定量以上溜まると血液の通り道を狭め、流れている血液の量が少しずつ減ってきます。つまり、本来は10流れているものが9になり、8になり6になるということです。


長い距離を歩いたり、重いものを持ったり、カーッと怒ったりしますと、心臓がバクバク動きます。沢山動けば動いた分だけ血液を受け取りたくなりますが、狭いところができていると必要な分だけ血液を増やすことができません。その結果、血液が足りない状態が起きます。血液が足りないということは酸素が足りないということですので、心臓の筋肉が酸素不足になり、胸の痛み、締め付けられる感じ、押し付けられる感じ、または症状が軽いと違和感、といった症状が出てきます。少し休むと心臓の動きがゆっくりになり、足りない血液でも酸素不足が解消されますので、胸苦しさがとれてきます。このような状態を狭心症といいます。

■ 狭心症の危険因子

狭心症や心筋梗塞のような動脈硬化性疾患と呼ばれる病気は、一生の管理が必要になります。動脈硬化は年齢とともに進む、これは避けることができません。しかしこれを年齢以上に進めてしまうものがあるということに注目する必要があります。
代表はとして次の4つがあげられます。
1)たばこ
2)高血圧
3)糖尿病
4)コレステロール
これら以外にも遺伝的な素因、社会的ストレスなどが加わります。
しかし遺伝的な素因というのは変えられませんし、ストレスもなかなか変えることが難しいので
変えられるものに注目していくのが危険因子を避ける上で重要となります。
たばこ、高血圧、糖尿病、コレステロールなどの危険因子により実年齢以上に動脈硬化が進みます。
それを抑え込んでいくということが動脈硬化性疾患の発生、あるいは再発を防ぐという意味で非常に重要になってきます。