渡辺 大介
DAISUKE WATANABE
Dr. Daisuke Watanabe’s Web Site 脳血管内治療センター長 / 医長 イムス東京葛飾総合病院

やりがい・ポリシー

血管内治療医をめざした経緯〜今

2005年、アメリカに10年遅れて本邦でtPA静注療法が認可されましたが、欧米ではすでに経皮的脳血栓回収術が始まっていました。
当時、最重症となる心原性脳塞栓症に対して欧米のような経皮的脳血栓回収術は本邦で行えませんでしたが、今後、本邦でも行えるようになると信じ、 今できることに全力を投じて脳卒中診療や臨床研究に邁進しました。
3年後の2008年、経皮的頸動脈ステント留置術が保険償還されることを知り、脳神経血管内治療が社会的に重要な存在へ発展すると確信し
東京医科大学脳神経外科医局へ赴き、橋本孝朗先生を師として弟子入りをさせていただきました。私の脳神経血管内治療医としての人生が始まりました。
その後、日本脳神経血管内治療学会専門医取得までの3年、同指導医取得まで3年、指導医取得後1年の計7年間を師の側近として戦略・手技のすべてを 吸収するため脳神経血管内治療に専念しました。
弟子入りし7年後の2015年、経皮的脳血栓回収術の有効性が世界的に証明され、2017年5月、現病院が新規開院し脳神経外科・脳血管内治療科を開設しました。
病院設計・手術器具・電子カルテ・スタッフ教育などの全て、脳卒中診療を最高の環境で行えるよう整備しました。
2018年7月、脳卒中集中治療専任医を常時配備してSCU加算を取得し24時間365日体制で脳卒中救急を応需しております。
2019年、経皮的脳血栓回収術は約60件/年の実績で、全国でも有数の症例数となっております。
そして、2020年春より脳血管障害の外科治療に専門特化すべく、脳血管外科を立ち上げるに至りました。
脳血管障害の外科治療は直達手術と脳神経血管内治療の大きく二つに大別されますが、それぞれの特徴を生かし、一つの治療に偏ることなく、年齢や基礎疾患全身状態を鑑みた上で、適切な治療法を選択していきます。16年前へ振り返ってみるとその時に全力を投じていたすべての点が線になっていることを実感しています。
充実した環境及び人材を有した今、脳卒中診療・脳血管障害の外科治療に専門特化し全力を投じていく所存です。

患者さんに接するときに気にかけていること

信頼関係を構築する事です。人と人とのつながりのある仕事なので、お互いに信頼をもって一緒に治療を組み立てて戦っていける関係を築くことを心がけています。
患者さんとは趣味や仕事のことなど人となりを知る事ができる話をする事が多いと思います。

脳血管内治療を続ける原動力・やりがい

私が脳血管内治療を続ける原動力となっているのは、デバイスの進歩に依るところが大きいと思います。デバイスの進歩により、これまでは治療できなかったような患者さんも治療できるようになってきています。日々、進歩することで昨日まで不可能だったことが可能になるという現実があります。この進歩の速さは脳血管内治療の大きな魅力のひとつです。そこが興味深く「その進歩したデバイスを熟知し使いこなすために、日々修行していかなければならない」と脳血管内治療を続ける原動力になっています。