イムス東京葛飾総合病院はフローダイバーターシステムを用いた新たな未破裂脳動脈瘤治療を開始しました。 外科的手術やコイル塞栓術での治療が困難な頭蓋内動脈瘤を対象としたカテーテルによる血管内治療です。 具体的には最大瘤径が5mm以上、かつ動脈瘤の根元部分の径が大きいワイドネック型の頭蓋内動脈瘤(内頸動脈C1-C5および椎骨動脈)が適応となります。 厳格な施設基準が設けられており、同システムを用いた治療の実施施設は8月末現在、全国で約80病院にとどまります。
2015年、フローダイバーターシステムが日本で保険適応になりました。
特殊なステント(メッシュ状の筒型のデバイス)を脳動脈瘤のある動脈に留置することで、破裂リスクの低減を目指す治療法です。
特徴的なのは、一般的なステントよりも網目がとても細かく、これにより、動脈の血流を維持しながら脳動脈瘤内への血流の流入を大幅に低減します。
瘤内部にたまった血液の血栓形成を促進して瘤が閉塞へと導かれます。加えて、ネック部分の血管の内膜形成も誘引することにより、破裂リスクの低減を図ることができます。
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