どれだけ進行したがんでも手術だけで治してしまうブラックジャックのような外科医は存在する?
答えはノーです。すべての進行がんを手術だけで治すのは不可能です。現在の進行がんに対する治療は手術・抗がん剤治療・放射線治療・免疫療法などをうまく組み合わせることでその成績が向上しています。
しかしながら、がんの進行度にかかわらず手術の質はその治療成績に大きな影響を与えます。がんの手術で最も大切なことは合併症を起こさずにがんをしっかり取り除くことだと考えています。そしてその原則を守って行えるのであれば内視鏡手術は創も小さく患者さんにとってメリットの大きい手術となります。
私は胃がんと食道がんに対して早くから内視鏡手術(腹腔鏡手術、胸腔鏡手術)を導入して多くの経験を積んだ結果、現在ではほとんどすべての症例に対して内視鏡手術を行っています。進行がんに対する内視鏡手術の有用性についてはまだコンセンサスが得られているわけではありませんが、個人的なデータでは従来の開腹、開胸手術に劣らない治療成績を示しています。
胃がん、食道がんでお悩みの患者さんは是非ともご相談ください。治療を行うにあたっては、患者さんと主治医の信頼関係が大切です。主治医から十分な説明を受け、納得されたうえで治療を受けていただくことをお勧めします。
私がなぜ消化器外科医になったか、医師としてのやりがいについてなど、
お話しています。
ぜひご覧ください。
※画像クリックで、紹介映像をご覧になれます。 |
※ご利用の環境により正常に再生ができない場合はこちらをご覧ください。
>> 胃がんという病気とその治療について
>> 胃がんに対する腹腔鏡下胃切除術について
>> さらに進化した腹腔鏡下胃切除術について
2018/03/11
2018/02/27
2016/10/02
2011/02/25
2019/01/18
2018/05/01
2018/05/01
2018/04/01
2017/06/04
2017/03/07
2017/01/01
2016/04/27
2015/11/13
2015/11/06
2013/05/27
2013/05/27
2012/01/03
2011/12/06
2011/12/02
2011/12/02
2011/11/27
2011/11/24
2011/11/22
2011/06/01
2011/05/14
「胃がんとは?」、「胃がんに対する腹腔鏡下胃切除術」、「さらに進化した腹腔鏡下胃切除術」のページにムービーを掲載しました。
2011/03/29