2または3ポートによる完全腹腔鏡下胃切除術はさらに進化した腹腔鏡手術です。
従来の腹腔鏡補助下胃切除術について |
図1 従来の腹腔鏡補助下胃切除術 |
2または3ポートによる完全腹腔鏡下胃切除術について
胃がん手術の原則は、安全にかつ癌をしっかり切除することです。この原則を厳守したうえで、新しい技術によりできるだけ創を小さくする努力をしてきました。1か所の創だけでも胃切除は可能ですが、操作性がかなり悪くなります。あくまでも癌の手術であるため、最終的にたどり着いたのがこの術式です。おなかに2か所または3か所の創をつけるだけで、操作性を落とすことなくリンパ節郭清を含む胃切除術が可能となっています。写真でご覧のように創は驚くほど小さくなります。では、切除した胃はどこから取り出すのでしょうか?おへその創をうまく広げれば、そこから胃を取り出すことでき、術後に創もほとんど目立ちません。 | 図2 2または3ポートによる完全腹腔鏡下胃切除術 |
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手術風景
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実際の手術画像 注)ここから先のページでは、実際の手術画像をご覧いただくことができます。このような画像で気分が悪くなる可能性のある方はお気をつけください。 |
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