高位脛骨骨切り術

高位脛骨骨切り術
 

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■手術について

膝には大腿骨と脛骨という骨があります。その下側の骨である脛骨の部分で足の骨を切ります。 そして骨をくさび状に切って、矯正をします。具体的には膝の下で脚を外に向けてX脚にします。 怖いイメージを持たれると思いますが、人工関節手術に比べると侵襲が小さく、制限がないというメリットがあります。 この手術では膝がよく曲がりますので、スポーツも続けられます。以前この手術を受けられた70代の女性の患者さんは元気にテニスに復帰されました。
膝の手術というと人工関節手術が一般的なイメージですが、人工関節手術をするとスポーツができなくなる、日常生活では正座ができなくなる等の様々な制限ができます。 この手術ではそのような制限がありませんし、合併症も少ないと報告されています。
手術は全身麻酔でおこないますが、下半身麻酔、腰椎麻酔でもできます。
手術時間はおよそ1時間15分です。

■手術後について

入院期間は、3週間から4週間ぐらいです。その間にリハビリをして、杖の補助なしで歩ける状態になってからの退院となります。
ただし、痛みが完全になくなり完治といえる状態になるまで1年かかります。それがこの手術のデメリットです。 骨を切る手術ですから、骨がつくまでに時間がかかります。その期間がおよそ1年ほどです。