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顔面けいれんの手術

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■顔面けいれんとは?

  目の周りがぴくぴくするのは生理的なことです。顔面けいれんとはそれが止まらず口まで動き、表情筋が付随的にけいれんをおこし 頚の広頚筋まで影響してしまう病気です。もっと激しいと鼓膜のところの筋肉まで収縮してけいれんを起こします。
  この病気は生命には関わりませんが、生活に大きく影響します。例えば、車の運転中に目が収縮して半分しか見えなくなると立体感を失って危険です。なにより社会性が低下して人前に出られなくなり、大きなストレスになります。
この病気にはかつては安定剤の投与しか治療法がありませんでしたが、1974年頃にアメリカのジャネットという脳神経外科医が手術を始めてから広まりました。
  また、三叉神経に動脈があたると三叉神経痛になります。そうすると食事ができず、女性は化粧もできませんし、男性はひげも剃れませんので 開頭して動脈があたっている三叉神経をはずす手術をします。


■入院について

  入院は大体6日間ぐらいです。 脳外科の手術をすると入院が非常に長くかかるというイメージですが、実はそんなことはありません。 比較的安全で合併症も少ない手術ですし、薬剤、抗生剤の使用も少量になってきています。