睡眠の役割とは心と体の休息にあります。
夜の間に体温の調整、ホルモンの分泌の調整、記憶や感情の
整理、免疫機能の調整などを行って、心と体をメンテナンスする
という重要な働きを担っています。
身体は深く眠っているのに、脳が起きているような状態の浅い眠り。
目覚めの準備状態でもあり、この時に目覚めると気分がすっきり。
- ・眼球がきょろきょろ動く
- ・身体の力が完全に抜けている
- ・呼吸や脈拍が不規則
- ・夢をみる
脳が眠っている状態と考えられており、眠りの深さによって4段階
に分けられる。居眠りはほとんどがノンレム睡眠。
空いた時間にほんの少し居眠りするだけでも脳の休息になる。
- ・入眠直後にあらわれる
- ・夢はほとんどみない
- ・身体を支える筋肉は働いている
- ・眠りが深くなるにしたがって、呼吸回数・脈拍が少なくなる
脳が深い眠りに入ると成長ホルモンが分泌され細胞の新陳代謝を促して、
皮膚や筋肉、骨などを成長させたり、日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを
効率よく修復する働きがあります。
睡眠は身体の休息はもちろん、脳が休息するための大切な時間なのです。
日本人の平均睡眠時間を見てみましょう。

寝つきの状況(20歳以上)
ここ1ヶ月間、あなたは寝床に入っても、寝付きが悪い、途中で目が覚める、
朝早く目覚める、熟睡できないなど、眠れないことがありましたか。

約半数の人々が睡眠で休養がとれていないと感じている。
いい眠りとは8時間眠ることではありません。睡眠時間よりも、質なのです。
質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリとしていて、ぐっすり眠ったという満足感
が得られる眠りのことです。
つまり、入眠直後の深いノンレム睡眠がしっかりとれ、その後のレム睡眠と
ノンレム睡眠が交互にリズム良くとれるかどうかなのです。
質の良い睡眠をとる為にすべき事
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身体のバランスが整い、毎日を快適に送ることが出来る。
不眠症とは睡眠障害の一種です。「寝つけない」「夜中によく目が覚める」
「熟睡できない」「早朝に目が覚める」などの睡眠トラブルのために、
昼間の日常生活に支障をきたす状態が続くことです。
不眠症のタイプ
-
布団に入ってもなかなか寝つけない。
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夜中に何度も目が覚めて、再び寝つくのが難しい。
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睡眠時間のわりには、
朝起きた時にぐっすり眠った感じがしない。 -
朝早く目覚めてしまい、
また眠りたいのに眠れなくなってしまう。
この様な不眠の訴えがしばしば見られ(週2回以上)、かつ少なくとも1ヵ月間は持続すること。
不眠のため自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられること。
などの全てを満たすことが必要です。なお精神的なストレスや身体的苦痛のため一時的に夜間
良く眠れない状態は、生理学的反応としての不眠ではありますが不眠症とは言いません。
不眠症の原因 5つのP